しかしながら月代をそって髷を結い、イメージを変えたのがその象徴か。
ニコニコしながら織田信長に従順なふりをして、武田勝頼を討伐するときにも信長の息子・信忠に手柄を取らせる形にする。
その変貌ぶりに家臣たちの不満が募っていた。
とくに武田に一目置き、織田を憎んでいた本多忠勝は一番許せなかったようで。
信長にしっぽを振っているのを人一倍許せなく思っていたのは、やはり家臣の中では血気盛ん故なのか。
他の家臣たちも、信長に取り入り、彼の富士遊覧の件でも家臣に重い責任を負わせようとする主君に、不満が爆発寸前のところまで行っていた。
特に皆、瀬名が死んだのを悲しんでいるだけに、悲しみの片鱗も見せずに信長に取り入る家康が気に入らなかったのであろう。
その一方で、家康はついに、
『信長を殺し、自分が天下を取る』
という野望を打ち明ける。
信長に取り入っているようで天下を取る野心を持ったあたり、ドラマではこのあたりから
『一見何考えているのかわからない』
という家康の人格が形成されたのかもしれない。
それは吹っ切れたということなのだろうか。
信長も家康の変化は感じ取っているらしく
『手の内を見せなくなった。
化けおったな』
と家康の真意を見抜いていた。
そこから信長は、そこが知れなくなった家康に恐怖を覚えるようだけれども、それは次の話で描写されるのだろうか。
それにしても、明智光秀が本能寺の変を起こすプロセスが全く描かれていないのはなぜかと思う。
信長の折檻も今の今まで描かれていないし。
もしかすると今回は
『本能寺の変家康黒幕説』
でいくのかもしれない。
だとすると、家康がどうやって光秀をそそのかすのか気になるところ。

